代表理事
越山 直紀 Naoki Koshiyama
▶︎大学時代、私は世界のCMを紹介するテレビ番組でフランスの「赤十字」のCMを目にし強い衝撃を受けました。透明な十字架のケースに赤い液体が半分だけ注がれ、不完全な赤十字のロゴに変わる。「血が足りません、私たちも仕事の半分もできていません」というメッセージが流れるこのCMは、輸血の重要性を訴え、大成功を収めた事例でした。▶︎一つのアイデアで世界は変わる。▶︎繊維学部に在籍していた私は、教授からタオル会社への就職を勧められていましたが、その道を辞退し、広告業界に飛び込みました。それ以来23年間、ヘルスケア業界を中心に広告業務に従事してきました。▶︎今、私はマーケティングの流れに大きな変化を感じています。かつては、特定の商品やサービスを売るためのアイデアを求められていましたが、最近では売上だけでなく、社会貢献や社会課題の解決につながるアイデアが求められるようになりました。▶︎その変化の中で、私自身も、かつての赤十字のCMのように、アイデアで社会をより良くしていくことに強い関心を持つようになりました。そして、縁がありNPOのメンバーとして活動することが増え、小児難病を患う子どもたちを支援するプロジェクトのアイデアが生まれました。▶︎広告ビジネスはクライアントワークが基本で、広告表現の制作・出稿までで終わることが多いです。しかし、私はその枠を超え、広告表現を実際のアクションや事業化につなげることに挑戦したいと考えました。自分のアイデアに責任を持ち、行動を起こすために、一般社団法人を立ち上げることを決意しました。▶︎広告ビジネスで培った経験や知見、特に人とつながってクリエイティビティで世の中を動かすチカラを、もっともっと社会を良くするために活かしたい。この「ゆうきとのぞみ」プロジェクトを通じて、小児難病の子どもたちのヘルプとピンチを勇気と希望に変えたいと考えています。▶︎みなさまの温かいご支援をいただけましたら幸いです。どうか、一緒に未来を変える力となってください。